本やネットで調べていくうちに次から次へと興味が湧いてきました。
次は地図など見て、出発点の千住大橋までどう行くか調べます。
最寄駅は京成本線「千住大橋駅」、JR常磐線・東京メトロ日比谷線「南千住駅」だということがわかりました。
「千住大橋」にやってきました。文禄3年(1594)に架けられたこの橋は、 隅田川に架けられた最初の橋ですが、昭和2年(1927)架け替え新装となりました。
今は日光街道(国道4号線)が通る橋で、実はここが松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立ったところです。橋の北詰め(足立区)の大橋公園に「奥の細道矢立て初め」の碑が立っているのはそのことを示しています。
旅に出るとき芭蕉は「行く春や 鳥啼魚の目は泪」と句を詠んでいます。
ふと気がつくと、公園から堤防下に降りられるようになっています。降りてみると「千住大橋際歴史資料空間」という堤防を利用した展示場がありました。
この辺りが将軍家日光門主など高貴な人物の「御上り場」だったとの解説が出迎えてくれます。そして堤防壁には芭蕉の旅立つ場面が描かれ、また千住橋を描いた広重や千住葱を運ぶ牛を描いた北斎の浮世絵の壁画、江戸時代の相撲の取り組み表などが描かれているのです。
戻って公園の少し先、中央卸売市場足立市場入口左に旅立つ芭蕉の立像が立てられていることを交番で教えてもらいました。
普段は気がつかないで通り過ぎている文学碑や歌碑など結構あるのではないかと思います。
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