ビルだらけの東京にも幾つかの川が流れています。地図を見ると川幅も段ちに広い荒川が最初に目に付きますが、情緒という点では、そして江戸とのつながりで言えば隅田川だと思います。
ということで、東京の中の江戸を歩いてみましょう。
「ちい散歩」というテレビ紀行番組がありますが、コースを決めて歩く道々お店を訪ねたり、川や木々と親しんだり、かつての時代の話を聞いたりする散歩とはこういう楽しいものだということを教えてくれます。
では、どう歩くか、どんな楽しみを見つけられるか、事前にそのコースのことを調べておくのもコースを知る上で、楽しむ上で、無駄な歩きをしない上でも大事だと考えます。
コースを隅田川畔に決めます。どこからどこまでをコースにするかは自由ですが、4月は桜の季節、それなら、隅田川の始まる「千住大橋」から「吾妻橋」までにしましょう。
隅田川ってどんな川だろう。予備知識を入れておくと親しみも湧いてきます。
「名にし負はば いざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと」
平安時代の『伊勢物語』にあるこの和歌をはじめ、隅田川は能曲や歌舞伎、文学作品の題材に使われています。
荒川の岩淵水門のところで分かれた川が隅田川で、都心東部、下町を縦断して東京湾に注ぐ23.5kmの川です。
「大川端」という言葉を聞いた方も多いかと思いますが、これは江戸時代、吾妻橋あたりから下流を「大川」と呼ぶようになり、その右岸、吾妻橋から新大橋あたりまでを呼んだ名称です。
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